バリクリニック

ブミセハット インターナショナル基金が設立したクリニックはインドネシアはバリ島、ウブド村に隣接するニュークニン村にあります。

当院はバリ島内の観光業の発達に伴う経済成長の中で、その恩恵にありつけない貧困層への健康支援活動を目的として設立されました。

バリ島を訪れる旅行客の数は年々増加傾向にありながらも、地元バリの人々の暮らしには還元されず、現実はその反対でした。過度の観光業の発達は彼らの生活コストを上げ、食料、衣料、ガソリン、学費は高騰し、たとえ病気になろうとも彼らは医療費を払うことができません。彼らは自らの健康問題に目を伏せ医療費を節約し、家計の出費を抑えている多くの家族の現状がありました。

ブミセハットの支援活動構想はその現状を目の当たりにしたことに始まりました。出産仕様2部屋、分娩後仕様エリア、一般医療仕様3部屋を完備したブミセハット クリニックがその後誕生しました。地元密着型のクリニックは曜日ごとに異なる医療処置、出産、また24時間対応の緊急医療を提供しています。

ブミセハット インターナショナル基金は完全設備の救急車も擁します。(現在バリ島のクリニックのみ) 大多数のバリ人家庭が2輪バイクのみを所持する事情の中、命に関わる出産において救急車は欠かせない緊急移動手段です。

また産後の母体と新生児の安全のために彼らと彼らの家族を自宅まで送り届ける手段としても使われています。多発するバイク事故の犠牲者、病気の子どもやお年寄りのクリニックへのアクセス手段としても活躍しています。

ブミセハット-地域密着型診療院にて、年間500件以上の出産、約2万件の健康診断、診療が行われています。

新ブミセハット助産院誕生

ブミセハット助産院新クリニック、現在建築進行中! 現クリニックは年間2万件を越す医療診断、診療、500件を越す出産に対応しています。その需要は年々増長し、建物の大きさやスタッフ数など、実際のオペレーションはその規模と機能を超えるものとなっていました。その経緯を経て、新クリニック誕生構想は生まれました。2013年には土地の基礎が築かれ、既に敷地内には、バリ伝統様式寺院が祀られています。

予防医学的自然療法、自然分娩、家族の一般健康問題、老年層の健康と教育へのアプローチ拡大が、今後のブミセハットインターナショナルの掲げる活動の主軸です。現在建築中の新クリニックは現助産院の3倍の大きさで、地震などの自然災害に耐え得る規格で設計されています。広々とした空間の中で地域の人々へ癒しと学び、そして新たな命との出会いの場所となるような願いと想いがデザイン構想に積み込まれました。

建築家はインドネシア人、ジャワ島ジョグジャカルタ市出身のサクティ ソエディロ氏。彼女はブミセハットの様々な活動に共感、感銘を受け、自身の建築家としての才能をブミセハットに献身してくれた一人です。看護師や医師、助産師たちの実践と学びの場所となることが期待されています。

私たちの活動はインドネシア国内の地域コミュニティがより良い未来を築くための教育を提唱、提供すること。ブミセハットは今後もより一層の努力を惜しまず活動を続けていきます。それは、皆さんひとりひとりの支援によって実現します。

新クリニック建築基金にどうぞご協力ください。

ブミセハット、ミレニアムキャンペーンは1億ドル基金到達を目指しています。創始者ロビン リム氏が受賞したCNN ヒーロー オブ ザ イヤーが得た賞金の多くが新プロジェクト初期費用に費やされました。自然災害対応の正規規格のデザイン、建築費、また今後のクリニックの実際のクリニックオペレーションに対応していくには十分でありません。

しかし私たちは諦めません。世界中の賛同してくださる多くの愛すべき協賛者の存在がある限り、私たちの目標は到達可能であることを信じます。

これまでに皆さんから募られた基金、また建設に必要な物資、労働力は、新クリニック建設費として、またフルタイムで働く地元スタッフへの給与支給に当てられています。

今後、ブミセハットが活動を存続、拡大させていく為に、地元スタッフひとりひとりのマンパワーは必要不可欠です。

基金の行き先はまさにその彼ら自身の生活が機能するようサポートをすることが、コミュニティの未来を保障することだと私たちは認識します。

 

© 2018 Bumi Sehat Foundation International
ブミセハット国際基金は、アメリカ合衆国に登録された免税非営利団体です。 ブミセハットへの寄付は、アメリカ合衆国内国歳入庁規制に従って法律で認められている範囲内で税額控除が可能です。

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